Thursday, 5 July 2012

ノラちゃん

別に、改まって公表するようなことでもないのだが、Norah Jonesが割と好きで、新作が出るたびに買ってしまう。

デビュー当時のメローなアルバムを好む人が多いようだけれども、周囲に期待されている売れる作品を作ることよりも、自分の好きな道を歩み始めている最近の作品の方が、よっぽど人間味があるように思う。

ゲスト参加した作品を集めた'Featuring Norah Jones'なんてアルバムを出してしまうくらい、引っ張りだこの彼女。

さすがに、彼女の動向を全てチェックするほどの熱烈なファンではないため、スターバックスで流れている彼女の歌声に気が付きはしたが、曲名までは分からなかった。

Romeという名のバンドが昨年出したアルバムに収録されている、というのを知ったのは、家に帰ってネットで検索したから。

こんなクールなNorah Jonesも、いいよね。

Saturday, 23 June 2012

新書

住み慣れた土地以外の場所を訪れると、その地域における水環境が少なからず気になる。

水源は河川なのか、もしくは地下水なのか。下水道は整備されているのか。農業用水として、どのような水を使用しているのか。などなど。

それは、職業病と呼べなくもないのだろうけれども、こういった感覚の多くは、学生時代に培ったものだと思う。



インドで滞在していた村では、地下水を生活用水として利用していた。けれども、現地の新聞には毎日のように、インド国内における深刻な干ばつを伝える記事が掲載されていた。

河川水よりも浄化されているイメージを持つ人が多い地下水だけれども、地表に降った雨が土中を浸透し、被圧地下水(ポンプアップ出来る地下水)となるまでは、多くの時間がかかる。

当然のことながら、水の供給(涵養)よりも揚水が多ければ、地下水位は低下する。

インドなどのアジア諸国を中心に行われている、地下水の過剰な揚水による農業。

そして、それらの農作物を大量に輸入して生活している日本。



大学時代の恩師が、地下水に関する書籍を出されました。

環境や、水問題に少しでも関心がある方は、是非お読み下さい!

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1206/sin_k657.html

Tuesday, 19 June 2012

geothermal energy

インドで出会ったオーストラリア人のAndrewと話をしていたら、突然彼が

「David Suzukiを知っているか?」

と尋ねてきた。

「ちょうど先月、彼の自伝を読んでたんだよ。けど、大半の日本人は、彼のことを知らないと思うよ。」


僕がDavid Suzukiという、日系カナダ人の環境活動家のことを知ったのは、バンクーバーに留学していた頃だと思う。

彼はカナダの公共放送CBCで'The Nature of Things'という名の環境保護番組のホストを長く勤めたことで、カナダでは知らない人がいないほどの著名人。

「歴代の偉大なるカナダ人」で堂々5位にランクインしたほどだ。

自伝には、彼がカナダと同様に、オーストラリアの自然に魅了されたこと、オーストラリアの自然保護運動にも関わったことが記されていたので、Andrewが彼の名前を突然出したことに違和感は無かった。


先日、ネット・サーフィンをしていたら、彼が出演したCBCのトーク番組を見つけた。

祖父母の祖国における原子力の話に話題が上ると、彼はユーモア交じりにこう答えた。

「日本が何故、あの複雑極まりない原子力を使うのか。それはお湯を沸かすためだ。けど、考えてみなよ。日本の地下には何万もの温泉があって、毎日お湯が沸いているんだ!」



Saturday, 9 June 2012

living in the moment

'I'm yours'のお陰ですっかり有名になったカリフォルニアのシンガー・ソング・ライター、Jason Mraz。

待ちに待った新作、'Love Is a Four Letter Word'は、前作同様に軽快な乗り。

  人生は短い

  物事を複雑にする時間なんて無いんだ

  僕は君のもの

と謳った'I'm yours'と同様、'Living in The Moment'では、「いまを生きようよ」と語りかける。

  いまを生きようよ

  人生を気楽に、陽気に過ごそうよ

  穏やかな気持ちで

そう、いまを生きよう。






Saturday, 3 March 2012

potential



あけましておめでとうございます。

我々、サッカーファンにとって、Jリーグ開幕こそが真の年明け。

来週からの開幕を控え、前年のJリーグ覇者・柏レイソルと天皇杯覇者のFC東京とが戦ったゼロックス・スーパーカップ。

当日会場に集まった多くのファンとは異なり、千駄ヶ谷にある英会話学校でのレッスンを終え、「まぁついでに」程度の気分で当日券を買った。



試合序盤、新監督ポポビッチを迎えたFC東京は、面白いようにパスを小刻みにつなぎ、魅力的なサッカーを展開する。

そんな流れを、文字通り一蹴したのが柏のブラジル人・ワグネル。

防戦一方だった柏にとっての初シュートが、彼の左足から放たれた強烈なロング・シュート。

前半26分の先制弾が、この試合を決定付けたと言っても過言ではなかった。

あれほどまでにテンポが良かったFC東京のリズムは、それ以降、最期まで戻らなかった。


結果だけ見れば、日本人を中心とした魅力的なサッカーを展開したFC東京が、ブラジル人の個の力を中心とした柏に惜敗した形になる。

しかし、FC東京のサッカーには未来の可能性を感じさせた。

数多くのチャンスを作りながらも、ゴールを決められない悪癖は、FC東京だけでなく、日本サッカー界全体の課題。

願わくば、FC東京のフロントが、仮に芳しい結果がすぐに出なくとも、長い目でポポビッチ体制を支援してくれたら、と思わずにはいられないゲームであった。

Sunday, 26 February 2012

Alaska

まだ学生だった20歳前後の頃、雑誌「SWITCH」を通して、写真家・星野道夫氏のことを知った。

アラスカの自然と原住民に強く惹かれた彼は、大学を卒業後、アラスカに移住し写真家になる。

残念ながら、僕が彼を知る数年前、彼はアラスカの荒野で熊に襲われ亡くなっていた。

大自然を写した写真以上に、僕が惹かれたのは彼の文章だった。

そして、彼が残した文章の多くを、アラスカ原住民に関する物語が占めていた。



生前、星野氏と親交が深かったアラスカ先住民・クリンギット族の語り部であるボブ・サム氏のイベント「beyond the stories」が、「SWITCH」が運営するカフェ・「Rainy Day Bookstore & Cafe」で行われた。

写真家・赤坂友昭氏によるアラスカ、カナダそして東北における写真のスライド・ショー、女優・鶴田真由氏によるボブ・サム作、谷川俊太郎訳の「かぜがおうちをみつけるまで」の朗読、そしてボブ自身による2つの物語の朗読で構成されたイベント。

赤坂氏の繊細な写真、鶴田氏の抑揚の利いた朗読共に良かったが、やはりボブが英語で語りかけるパートが、強く心に響いた。ボブは、近くに座っていた僕の目を度々見つめながら物語を進めた。



イベントの終わりに、ボブに質問を投げ掛けた。

「あなたが、これらの物語を作る上でインスパイアーさせる物は何ですか」と。

「僕の物語の多くは、先祖達が伝えてくれたものだ。日本にも、素晴らしい文化・食べ物・自然がある。どうか、それらを大事にしてください。」



「何故、アラスカやカナダを撮り続けるのですか」

イベントが終了後、赤坂さんに尋ねた。

「やっぱり、彼ら(原住民)の声を伝え続けることが役目だと思っているんで」



そう、きっと赤坂さんも、星野さんの意志を引き継いだのだろう。


http://www.michio-hoshino.com/

http://www.akasakatomoaki.net/

http://www.switch-pub.co.jp/rainyday/

Sunday, 5 February 2012

Begginers




Air(エール)のプロモーション・ビデオなんかを手掛けたグラフィック・デザイナーのマイク・ミルズ。

彼の初長編作品「サムサッカー」は、高校生になっても指しゃぶり(thumsuck)することをやめられない主人公を描いた不思議な作品だった。


そのミルズ、次の作品に選んだテーマは、「父親の死」だった。

妻を亡くした75歳の父が、「実は僕はゲイなんだ」とカミング・アウト。

洋服の趣味を変え、若いボーイフレンドを作り、残された人生を謳歌し始める。

そんな父親の姿を目にし、恋に臆病だった主人公が一歩足を踏み出す。


「サムサッカー」と同様、物語の中で、これといった大きな事件は起きない。

けれども、ミルズ自身のイラストがところどころに挿入される他、映像はセンスフル。

主人公のユアン・マクレガーの演技を筆頭に、心温まる作品であった。

http://www.jinsei-beginners.com/