フロリダにいたある夜、一人レストランで食事をしていたら、同年代と思われる店員さんが話しかけてきた。
「君は何ヶ国語喋れるんだい?」
と尋ねる彼に、
「日本語と英語の2ヶ国語だけだよ。」
と答えてから、果たして自分の英語力を、「1」とカウントしてよいものなのかどうか、疑問に思った。
「いや、1.5くらいかな。」
そう言い直した後、二人して少し笑った。
アーサー・ビナードさんの新著「亜米利加ニモ負ケズ」を読んでいたら、そんなことを思い出した。
いやはや、彼の記す日本語を読んでいると、果たして僕の日本語能力は「1」を満たしているのだろうか、などと考えてしまう。
因みに、フットボール界のスーパー・スターであるディヴィッド・ベッカム氏はその昔、マンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーへの移籍が決まった際、「スペイン語は勉強するの?」というメディアからの問いに、こう答えたとか。
「いや、僕は英語すらろくに喋れないから。」
http://www.web-nihongo.com/column/haragonashi/index.html
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