「5人目のビートルズ」ことスチュワート・サトクリフを描いた映画「バック・ビート」を見たのは、中学生の頃であった。
音楽よりも絵画を描くことに喜びを見つけ、ビートルズを脱退したアウトサイダーを演じたスティーブン・ドーフは、それはそれはカッコよかった。
スターの座を約束されていた筈の彼が、その後、これといった作品に出演しなくなったのは不思議であった。
その後のキャリアが、当時同様にスターであったジョニー・デップやブラッド・ピットのようにはいかなかった理由は、知る由も無い。
ソフィア・コッポラ監督の「somewhere」で、自身を投影するような役者の主人公を演じている彼を久しぶりに見た。当然のように、彼は既に若くなく、髪の毛も薄くなっていた。
けれども、彼の醸し出す雰囲気は、若さに勝る渋さが備わっていたように思う。
http://www.somewhere-movie.jp/index.html
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