Saturday 23 June 2012

新書

住み慣れた土地以外の場所を訪れると、その地域における水環境が少なからず気になる。

水源は河川なのか、もしくは地下水なのか。下水道は整備されているのか。農業用水として、どのような水を使用しているのか。などなど。

それは、職業病と呼べなくもないのだろうけれども、こういった感覚の多くは、学生時代に培ったものだと思う。



インドで滞在していた村では、地下水を生活用水として利用していた。けれども、現地の新聞には毎日のように、インド国内における深刻な干ばつを伝える記事が掲載されていた。

河川水よりも浄化されているイメージを持つ人が多い地下水だけれども、地表に降った雨が土中を浸透し、被圧地下水(ポンプアップ出来る地下水)となるまでは、多くの時間がかかる。

当然のことながら、水の供給(涵養)よりも揚水が多ければ、地下水位は低下する。

インドなどのアジア諸国を中心に行われている、地下水の過剰な揚水による農業。

そして、それらの農作物を大量に輸入して生活している日本。



大学時代の恩師が、地下水に関する書籍を出されました。

環境や、水問題に少しでも関心がある方は、是非お読み下さい!

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1206/sin_k657.html

Tuesday 19 June 2012

geothermal energy

インドで出会ったオーストラリア人のAndrewと話をしていたら、突然彼が

「David Suzukiを知っているか?」

と尋ねてきた。

「ちょうど先月、彼の自伝を読んでたんだよ。けど、大半の日本人は、彼のことを知らないと思うよ。」


僕がDavid Suzukiという、日系カナダ人の環境活動家のことを知ったのは、バンクーバーに留学していた頃だと思う。

彼はカナダの公共放送CBCで'The Nature of Things'という名の環境保護番組のホストを長く勤めたことで、カナダでは知らない人がいないほどの著名人。

「歴代の偉大なるカナダ人」で堂々5位にランクインしたほどだ。

自伝には、彼がカナダと同様に、オーストラリアの自然に魅了されたこと、オーストラリアの自然保護運動にも関わったことが記されていたので、Andrewが彼の名前を突然出したことに違和感は無かった。


先日、ネット・サーフィンをしていたら、彼が出演したCBCのトーク番組を見つけた。

祖父母の祖国における原子力の話に話題が上ると、彼はユーモア交じりにこう答えた。

「日本が何故、あの複雑極まりない原子力を使うのか。それはお湯を沸かすためだ。けど、考えてみなよ。日本の地下には何万もの温泉があって、毎日お湯が沸いているんだ!」



Saturday 9 June 2012

living in the moment

'I'm yours'のお陰ですっかり有名になったカリフォルニアのシンガー・ソング・ライター、Jason Mraz。

待ちに待った新作、'Love Is a Four Letter Word'は、前作同様に軽快な乗り。

  人生は短い

  物事を複雑にする時間なんて無いんだ

  僕は君のもの

と謳った'I'm yours'と同様、'Living in The Moment'では、「いまを生きようよ」と語りかける。

  いまを生きようよ

  人生を気楽に、陽気に過ごそうよ

  穏やかな気持ちで

そう、いまを生きよう。