Saturday 23 June 2012

新書

住み慣れた土地以外の場所を訪れると、その地域における水環境が少なからず気になる。

水源は河川なのか、もしくは地下水なのか。下水道は整備されているのか。農業用水として、どのような水を使用しているのか。などなど。

それは、職業病と呼べなくもないのだろうけれども、こういった感覚の多くは、学生時代に培ったものだと思う。



インドで滞在していた村では、地下水を生活用水として利用していた。けれども、現地の新聞には毎日のように、インド国内における深刻な干ばつを伝える記事が掲載されていた。

河川水よりも浄化されているイメージを持つ人が多い地下水だけれども、地表に降った雨が土中を浸透し、被圧地下水(ポンプアップ出来る地下水)となるまでは、多くの時間がかかる。

当然のことながら、水の供給(涵養)よりも揚水が多ければ、地下水位は低下する。

インドなどのアジア諸国を中心に行われている、地下水の過剰な揚水による農業。

そして、それらの農作物を大量に輸入して生活している日本。



大学時代の恩師が、地下水に関する書籍を出されました。

環境や、水問題に少しでも関心がある方は、是非お読み下さい!

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1206/sin_k657.html

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