Sunday 5 February 2012

Begginers




Air(エール)のプロモーション・ビデオなんかを手掛けたグラフィック・デザイナーのマイク・ミルズ。

彼の初長編作品「サムサッカー」は、高校生になっても指しゃぶり(thumsuck)することをやめられない主人公を描いた不思議な作品だった。


そのミルズ、次の作品に選んだテーマは、「父親の死」だった。

妻を亡くした75歳の父が、「実は僕はゲイなんだ」とカミング・アウト。

洋服の趣味を変え、若いボーイフレンドを作り、残された人生を謳歌し始める。

そんな父親の姿を目にし、恋に臆病だった主人公が一歩足を踏み出す。


「サムサッカー」と同様、物語の中で、これといった大きな事件は起きない。

けれども、ミルズ自身のイラストがところどころに挿入される他、映像はセンスフル。

主人公のユアン・マクレガーの演技を筆頭に、心温まる作品であった。

http://www.jinsei-beginners.com/

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