Tuesday 6 December 2011

ドトール


日本最大のコーヒー・チェーン店。

ではなく、サッカー選手の話。

ポルトガル語でドトールは、医者のことだそう。

ブラジル代表として、ジーコらと「黄金のカルテット」を形成し、周囲から「ドトール」と呼ばれ慕われていたソクラテスが、亡くなった。


個人的に、彼の現役時代のプレーは、何度かビデオで見たことがある位。

しかし、プロサッカー選手でありながら、サンパウロ大学医学部に通い、医者の資格を取った選手がいる、という事実を知ったときは、子供ながらに驚いた。

「キャプテン翼」で、天才的な才能を持ちながら、心臓病を抱えていた三杉くんは、「将来、ソクラテスのように、サッカー選手をやりながら医者になって、心臓病を治したい」と夢を語っていた。

その昔、ナカタヒデトシなんかとU-17日本代表でチームメートだった、イチキタロウという選手がいた。

将来を嘱望されていた彼は、ソクラテスに憧れ、ヴェルディ川崎に在籍しながら大学の医学部を何回か受験したという。残念ながら彼の夢は叶わず、現在はソニーのエンジニアだとか。

そう、文武両立を目指した多くのフットボーラーの憧れ・ソクラテス。

57歳。

早すぎる死だけれども、生き様は、きっと語り継がれる。

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