Sunday 18 July 2010

custom made

銀座の'world's bespoke'というお店でスーツを新調した。


もともと、洋服は割りと好きで、学生の頃は毎月のバイト代の多くを服代に費やしていた。


だから、大学を卒業して社会人になる時も、お金が無いにもかかわらずスーツやワイシャツをオーダーメードで何着か作ったくらいだった。


それこそ、EsquireやGQなどといった青年誌を読んで、「こんないけてる社会人になろう」なんて思っていた。


そんな生活や人間には全く興味がないことを、実際に社会人になってから、ようやく気付いた。


流行に乗った外見を目指すより、シンプルなチノパンにオックスフォードシャツでいいから、深みのある人間になろう。


そんなことを思い始めた。


幸いなことに、現在の職場は服装に関して割と融通が利くので、気ままな格好で過ごしている。


まぁ、深みのある人間になっているかは、神のみぞ知るだけれども・・・





そんな人間がスーツを新調したのは、単純にブラックスーツすら持っていなかったから。


さすがにいい歳をして、葬式にもまともな格好で行けないのはまずいなぁ、と感じていた。


サッカーをやっていたこともあるのだろうが、体型にかなり偏りがあり、既製のスーツを着ることが出来ない。


店員さんと時間を掛けて話し合い、生地や形を決めていった。


当然のことだけれども、スーツに関する知識を全くといっていいほど持ち合わせていないことに気付いた。


けれども、31歳の僕はもう焦らない。


ただ単に、それが彼らの仕事であることが分かっているから。



http://www.worldsbespoke.com/

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