Tuesday 30 November 2010
ナカタとナカムラ
@Orlando (Florida)
サッカーでは、試合前に両チームの選手が一人ずつ握手することがある。
2002年だったと記憶しているが、ナカタ・ヒデトシとナカムラ・シュンスケがイタリアで初めて対戦した試合のこと。
当時の日本のスポーツ・メディアは、
「セリエAにおける日本人初対決」
なんていう、どうでもいい話題で盛り上がっていた。
その試合の結果や内容は、まるで覚えていないのだけれども。
試合前の挨拶時に、「ナカタ・ヒデトシが、ナカムラ・シュンスケにウィンクを送った」
ということは覚えている。
1998年にイタリアにわたり、すっかり「イタリア人」になっていたナカタ・ヒデトシの先制攻撃に対し、その年にイタリアに来たばかりで、全くもって「日本人」のナカムラ・シュンスケは、ぎこちなくウィンクを返した、と記憶している。
「ナカタ・ヒデトシは、何てキザな男なんだろう」
当時は、そう思っていた。
今回の旅は、シンガポール、オーストラリア、アメリカとわたってきた。
シンガポールではさすがに無かったのだけれども、オーストラリアに入ってからは、街角で見知らぬ人と挨拶をすることが頻繁にある。
'Hi' などと声に出す挨拶をすることもあるのだけれども、手をあげたり、眉毛をあげたりする挨拶も多い。そして、たまにウィンクをされることもある。
カナダにいた4年前。
当時も沢山の見知らぬ人と挨拶をした記憶があるけれども。
ウィンクをされた記憶は無い。
それはカナダ人が、オーストリア人やアメリカ人よりもシャイだからなのか。それとも、ウィンクをされても、僕が気が付かなかっただけなのか。はたまた、僕がウィンクを受け入れるような雰囲気を醸し出していなかったからなのか。
はっきりとした理由は、分からない。
オーストラリアで初めてウィンクされた時は、少しだけビックリしたのだけれども。
慣れてくるとなかなか良いもので、こちらもウィンクを返すようになった。
けれども、トーキョーに帰ったあとに、例えばシンジュク駅なんかで見知らぬ人と目が合った時、特にそれが綺麗なお姉さんだったりした場合に、片目をつぶったりしたら。
やっぱりそのままケーサツに連行されて、しばらくしたら新聞に、「〇〇職員、セクシャル・ハラスメントで停職〇ヶ月」とかって載っちゃったりするんでしょうかね?
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