Tuesday 7 December 2010

cuisine


@ Orange County (California)

フロリダとカリフォルニアは、温暖な気候であること、海に面していることなどから、人々の気質が似ているという。

「カリフォルニア」といっても、広大な面積を有しているので、一概に言うことは難しいのだろうけれども。

少なくともこの街がフロリダと明らかに違うことは、アジア人が多いことと、黒人が少ないこと。



子供の頃から、「あれをしなさい」と言われると、ほかのことをしたくなる天邪鬼なところがあったので。

フロリダの街を歩くと、明らかにマイノリティである自分が、少し誇らしくもあった。

一つだけ困ったことがあるとすれば、アジア料理のレストランが全くないことだろうか。

セント・ピーターズバーグのダウンタウンで見つけた唯一のアジア料理屋は、タイ料理屋にも関わらず、'SUMO SUSHI'などという看板を掲げていて、とてもじゃないが入ろうとは思えなかった。



オーランドで、黒人に囲まれている生活が心地よくなり始めていたので、少し残念ではあるのだけれども。

この街を歩いていて、タイ料理屋を見つけた瞬間、迷いも無くお店に入った。

一月振りに食べるアジア料理は、少し辛かったけれども、やっぱり美味しかった。



タイ・カレーを食べながら思ったのだけれども。

僕らは単純に、黒人=アフリカン・アメリカンと呼んでいるけれども。

それぞれの人間に、多種多様なバックグラウンドがあるはずで。

仮に、彼らが多くのアジア系アメリカ人のように、奴隷としてではなく、移住者としてこの国に来ていたならば。

アメリカという国は、きっと様々なアフリカ料理を食べられる国になっていただろうな、と。

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