Friday 17 December 2010

stuck by a rock!


@ Davis (California)

坊主頭のユアン・マクレガーが街を疾走する「トレイン・スポッティング」のオープニング・シーンは鮮烈だった。

監督のダニー・ボイルは、一躍ハリウッドから注目されて、いくつかの映画を作ったけれども、どれもパッとしなかったような気がする。

「スラムドッグ・ミリオネア」で、「ようやく」復活した彼の新作 '127 hours' を観た。

クライマーの主人公が、渓谷において巨大な岩に手を挟まれ、限られた食料・飲料の中で極限状態に陥りながらも生還しようとする。

実存するクライマーの回顧録を基にしたこの映画は、ほぼ全編にわたって、主人公が「手」を岩から抜きとるために格闘するシーンで構成される。

お世辞にも、気持ちが明るくなるような映画ではないけれども、人間が一人きりで「死」を間近にしたとき、どのような状態になるかを描いた点で、非常にユニークな作品だと感じた。

単調になりそうな内容を、スタイリッシュな映像でカバーした点は流石。

「完全復活」ですね。

http://www.foxsearchlight.com/127hours/

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