バークレーはヨーロッパのような雰囲気がある。
当然のことながら、北米の都市である以上、ヨーロッパと比べて深い歴史を重ねてきたわけではないのだけれど。
街の東側が丘になっていて、何となく、パリのモンマルトルの丘を思い出させる。
そして、知識階層の存在も、僕にそう思わせる理由の一つだと思う。
大学が既にクリスマス休暇に入ってしまったようで。
残念ながら、学生の数は少ないのだけれども。
それでも、街全体で「自分を向上させよう」という意識が感じられる。
そのような意識を、東京で感じることが少ないので。
その感覚は、どこか心地よい。
カフェにいる隣の若者が、教科書を熱心に読んでいるのを見たりすると、「僕も頑張らないと」と、素直に思える。
「こんな環境に身を置いて、もう一度自分を高めたい」
「人間関係ばかりに気を取られてないで、もっと自分を深めたい」
そういう気持ちが「無い」と言えば、嘘になるけれども。
きっと、自分を高めることは、どんな環境でも可能なはずで。
それは、東京にいる時も意識してきたことで。
「環境」に期待しすぎるよりも、日常で「自分のどの部分を伸ばしたいのか」を把握して、自分で出来ることに集中することの方が大事なのじゃないか。
この歳になると、そんな風に思えたりもする。
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