Thursday 23 December 2010

it was perfect


@ Berkeley (California)

評判が良いのは知っていたけれども。

ここまで「凄い」作品だとは、想像していなかった。


ナタリー・ポートマン主演の 'Black Swan' 。

最初にこの映画を知ったのは、新聞に掲載されたウィノナ・ライダーのインタビュー記事を読んだ時だった。

近年、良い作品に恵まれていなかった彼女だけれども、主役ではないにしろ、この映画での演技は、久しぶりに評価されているようだった。

正直に言えば、'Black Swan' を観ようと思った理由の半分くらいは、ウィノナ・ライダーだった。



ストーリーは、ナタリー・ポートマン演じるバレリーナが、主役に抜擢されたプレッシャーから、徐々に強迫観念に襲われるようになり・・・

いままで、バレエ・カンパニーを主題にしたドキュメンタリー映画は見たことがあったけれども。

「完璧主義者」のバレリーナを演じるために、極限まで痩せ細った「完璧主義者」のナタリー・ポートマンを見続けるのは、正直に言って気が滅入った。

「たかだか」映画のために、ここまでやる必要はあるのだろうか、と。



思いのほか、ウィノナ・ライダーの出番は少なかった。

ただ、思いのほか、この映画はオリジナルであった。



物語は、「完璧主義者」の主人公が、

'It was perfect.'

と言って、幕を閉じる。

映画の余韻に浸りながら外を歩いていると、この映画こそ、こう表現されるべきじゃないだろうか、と思い始めた。

It was perfect.

http://www.foxsearchlight.com/blackswan/

No comments:

Post a Comment